Project Story
GINZA SIX

プラント事業で培った
新田管工の“配管品質”が求められる
GINZAの街づくりを担う再開発事業

場所
東京都・中央区銀座
プロジェクト名
GINZA SIX
地上地下設備工事
事業カテゴリ
都市設備
施工日
2014.01 ~ 2017.01
Facility

GINZA SIX

2017年にオープンしたGINZA SIXの立地である銀座六丁目エリア。この地域は、都市再生緊急整備地域に指定され、耐震性などの防災基準の課題解決、商業と観光の重要拠点としての整備が望まれていました。

Member

工事課長滝口 武親

1994年入社。入社以来、多くの地域冷暖房設備の配管を担当し、多くのサブコンから支持を得る。リニューアル事業における配管工事のスペシャリスト。

Data
発注者
高砂熱学工業株式会社
請け負い
鹿島建設株式会社
設計
銀座六丁目地区市街地再開発計画設計共同企業体(谷口建築設計研究所,当社建築設計本部)
用途
敷地面積9,077,49㎡/建築面積8,840,00㎡/地下6階 地上13階

Mission
見えなくなるからこそ、
100%完璧に

東京・銀座の新たなランドマークとして建設されたGINZA SIX。商業施設エリアとオフィスエリアに加え、「観世能楽堂」などの伝統文化施設なども併設された銀座エリア最大の複合施設です。また、非常用発電設備や防災備蓄倉庫等の防災支援機能を整備した非常災害時における帰宅困難者の受入施設でもあるため、既存の熱供給プラントに加えて、新たな地域冷暖房設備としてプラントが新設されました。
私たちは、地下に埋蔵されたプラント施設から、最上階まで伸びる各フロアへの冷暖房配管の設置を行いました。また、隣接する施設への配管接続も行い、地域の冷暖房機能を担う配管敷設を行いました。「松坂屋銀座店」跡地を含む街区に加え、隣接する2つの街区で構成された約1.4haもの広大な敷地面積は、同時に銀座の目抜き通りという超過密地域でもあるため、地域への負担軽減という面でも異例のスピードで工事を行いました。世間からの注目も集まる再開発事業ということもあり、新田管工の総力を挙げて取り組んだプロジェクトです。

銀座で最大規模の工事

今回の躯体工事には、「逆打工法」が採用されていました。これは地上階を先に作って地下工事エリアに蓋をし、地上と地下を同時に施工していくやり方です。工期の短縮だけでなく、敷地のすぐ横を通る東京メトロ銀座線への影響を最小限にし、防音効果や粉塵の拡散なども減少させる工法ですが、配管施工を担う私たちにとっても、技術的、納期的に一切の余裕は与えられないということでもありました。

品質と作業効率の両立へのチャレンジ

私たちの作業はやり直しが発生すると、スケジュールに大幅な遅れが発生します。そのため、良い職人さんに気持ちよく仕事をしてもらえる環境整備にも最大限の配慮をしました。一流の仕事にはそれなりの道具が必要な世界ですから、溶接機や機材に関してはできる限り良いものを用意し、作業者のモチベーションを落とさないことを心掛けました。いずれは壁の中に埋め込まれて見えなくなってしまう仕事ですが、だからこそ「新田菅工に任せればやり直しの必要がない」と言われる仕事をする。それが私たちのプライドです。

Challenge
技術を集結させる
チームワーク

地域冷暖房設備は巨大なプラント設備になるため、一度稼働が始まると止めることは容易ではありません。また、241軒もの店舗が入るGINZA SIXでは、壁面の配管に不具合が見つかれば内装を壊して壁を外す必要があり、テナントへの補償など影響はとても大きくなってしまいます。その辺りは配管がむき出しの工業施設と大きく変わる点なのですが、私たちからすれば、そもそも配管工事は完璧が当たり前。幸い、新田菅工には石油プラントや備蓄基地などで培った技術があり、施工確認のノウハウを持っているスタッフもいます。
2014年4月の着工前から設計の計画を立て、重要なポイントに関しては他部署のスタッフにも相談をしたり、アドバイスをもらったりすることは、私たちの強みを発揮できた部分だと思います。また、限られた時間の中で能力を発揮するためには、事前の準備が大切であることも再認識した現場でもあります。仲間の協力もあり、100%を101%にも105%にも上げて仕事へ取り組むことができました。

プラント技術で培ったレントゲン検査法

配管は、普段は壁の中に隠れていて目で見ることはできませんが、施設において重要なインフラの一つです。上下水や冷暖房用の水道配管、電源や光ケーブルを効率よく通すための情報通信網など、漏れや欠陥が見つかれば施設の機能に甚大な被害を与えるだけでなく、時として都市生活者や施設利用者の被害にもつながる重責を追っています。ですから、施工時の確認作業はもちろん、設計段階から念には念を入れて徹底的に準備を行います。できること、やるべきことをきちんと積み上げることで完璧な仕事はできると信じています。それが、私たちの約束する「NITTAの配管品質」です。

私たちが配管の品質基準になる

配管は、普段は壁の中に隠れていて目で見ることはできませんが、施設において重要なインフラの一つです。上下水や冷暖房用の水道配管、電源や光ケーブルを効率よく通すための情報通信網など、漏れや欠陥が見つかれば施設の機能に甚大な被害を与えるだけでなく、時として都市生活者や施設利用者の被害にもつながる重責を追っています。ですから、施工時の確認作業はもちろん、設計段階から念には念を入れて徹底的に準備を行います。できること、やるべきことをきちんと積み上げることで完璧な仕事はできると信じています。それが、私たちの約束する「NITTAの配管品質」です。

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